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ロンドン留学日記→帰国後はイギリスかぶれ英語教師の日記


by londondays
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The Phantom of the Opera☆Movie

昨日、金曜日の夜はついに映画版『オペラ座の怪人』を見てきました!!

演劇と同じく、始まりはオペラ座に残された物のオークション。
1919年のオークション場面から1870年へと場面が切り替わるところがすごく綺麗だったのが印象的でした。
こういう特殊効果を使った場面の切り替えは、演劇ではできないわけですから。
シャンデリアが落ちる場面もかなりすごかったです!

そして、ストーリーや展開の仕方など、基本的に演劇の『オペラ座の怪人』とほぼ同じでした。それにちょこちょこっと加えられているシーンがありましたが、「そういうことだったのかぁ~」と、おかげで演劇よりもストーリーがわかりやすくなっている感じでした。
映画になるとストーリーが変えられてしまうことが多い中、かなりがんばって演劇を忠実に再現したなぁ、という感想です。

ただーし!

一番のがっくりポイントはどこだったかっていうと、なんていっても怪人の声がひどい!!ってこと。映画だから、スピーカーで音がひび割れちゃったのかもしれないけど・・・
ひび割れた、ガリガリした感じの歌声で・・・ これは本当にがっくり。
映画と演劇の違いをまざまざと見せつけられました。

そして、ミニー・ドライバーのシーンがありすぎ。
ほとんど唯一といってもいいほど無名の役者が多い中、知名度のあるミニーのために、彼女の見せ場が多すぎる。そして、ちょっとどうなの??っていう。
ちなみに彼女はクリスティーンに取って代われられてしまうオペラ歌手の役です。
演劇では太って貫禄のある女優が演じているので、私の中でそういうイメージになってしまっていたのかもしれませんが・・・。

そして、これはかなり個人的な感想ですが、クリスティーンの顔が苦手。
いや、可愛いっちゃあ可愛いんですが、嫌いな顔で・・・。
ポスターでは気がつかなかったけど、成長したオルセン姉妹や、アン・ハザウェイ(『プリティ・プリンセス』)系の顔。弱気なジュリア・ロバーツっていう感じも。
初登場の時、「えー、この人がクリスティーン?」とかがっくりしてしまいました。

そして、かなりびっくりしたのは、ファントムが男前過ぎる(しかもスーパーマン系)ってこと!
いやぁ、これは男前過ぎるでしょうって。
アゴぱっくり割れちゃってたし。 すごいケツアゴ。
しかもマスク半分しかしてないから、半分くらい見えなくたって顔は推測できるし。
ちなみに演劇のほうでもマスクは半分ですが、見えているほうの顔は厚い化粧がされていて本当の顔がわからないようになっています。
全体的に映画のファントムはすごく男らしかったです・・・・
演劇のほうはビジュアル系バンド的な「変人」ムードが漂っているのに。
私は「変人」ファントムの方が好きです。

というわけで、私の評価としては5段階のうち星3つくらい。
安っぽい感じはしないし、オペラ座のキラキラした感じや歌はすごく楽しめると思います。
一緒に行ったもに子はかなり感動してました。

お勧めはしますが、私は演劇の方をぜひ見てほしいと思ってます。
あと、サウンド・トラック買うなら演劇の方のCDを買うことをお勧めします。
私が持っているのはカナダ・キャストですが、映画よりも全然良いです。
ロンドンのオリジナル・キャスト版ではサラ・ブライトマンが参加してます!
by londondays | 2004-12-19 02:32 | 映画