ロンドン留学日記→帰国後はイギリスかぶれ英語教師の日記


by londondays
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Jephtha@English National Opera

だいぶ前の話ですが、ヘンデルのオペラ『Jephtha』を見ました。
English National Operaに行くのは初めて。レスター・スクエアの近くにあります。

大学が設けているスピーキング・クラス(自由参加)に出席している友達が、クラスでもらったチケットを当日の朝にくれて、急遽行くことになりました。
私が見たのは最後のリハーサルで、本番とほとんど変わりません。
スピーキング・クラスの先生が旦那さんのつてで、無料チケットを手に入れたらしいです。

さて、どんな話かというと・・・
イスラエルのリーダーJephthaはイスラエル軍に勝利をもたらすために天使と契約をし、戦いの後最初に見た生き物を神にささげると誓う。そして約束どおりに天使がイスラエルに勝利をもたらした後、Jephthaが最初に見たものは、なんと自分の娘だった・・・

という話。
話だけ聞いていると面白そうなんですけどね。

・・・つまらなかった。
いやぁ、つまらなかった。

音楽はまぁまぁ良かったんですけどね、なんだか全体的にダメでした。
ダメ要因としては、やっぱり英語がオペラに向いていない、ということもあるかもしれない。
歌がきれいに聞こえない。

痛かったダメ要因は、娘の婚約者がカウンター・テノールだったこと。
男女で恋の調べとやらを歌うわけですが、どっちも声高いのが、私にはちょっと奇妙に聞こえました。
イヤ、きれいでしたよ、カウンター・テノールの声。
でも、なんか違うっていうか・・・。

あと、音階が上がったり下がったりで、「あおあお」歌う歌が多かった。
モーツァルトのオペラでもそういう部分はあるし、別に特殊じゃないはずなんですけどね・・・
これもなんだかダメでした。

つまり、曲は良いんですが、歌がダメ。
かなり主観的に言うと。

話も、思ったよりもつまらなかった。
動きがあんまり無いというか・・・。
基本的に部屋の一室でJephthaが歌ったり、娘と婚約者が歌ったりするだけでした。

唯一良かったのは、Jephthaの奥さん。
娘が生贄になるのを悪夢で見てうなされたり、娘が生贄になることを知って半狂乱になるところとかは、ちょっとジーン。歌も良かったです。

ちなみに前に座っていたポーランド人のおばさんが、すごく話しかけてきてちょっと困った。
共産圏時代のポーランドではイギリスでオペラを見ることができるなんて夢にも思わなかったとか、EUの一員になって、いろんな国で芸術を堪能できるのが信じられないとか。
もに子世代(20代前半)だとあまり感覚が無いのかもしれないけど、やっぱり共産圏時代は辛かったんでしょうね。
それにしてもあまりに必死に話しかけてくるからちょっと怖かった・・・。

一緒に見に行った先生はどうやらこのオペラを気に入った様子。
なので、あまり批判はできませんでした。
先生の旦那さんは「Well, I have a lot of things to say...」と言っていたので、いまいちだと思っていたみたいですが。

英語のオペラ、今後も見に行くかと言われると、微妙なところです。
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by londondays | 2005-06-10 06:04 | 演劇