ロンドン留学日記→帰国後はイギリスかぶれ英語教師の日記


by londondays
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日本人のプライドとレイシズム

イギリス(もしくはヨーロッパのどこか)にいた時、
「日本人とは○○である」とぶっこく新聞・雑誌の記事や、
「日本人って△△だようねぇ」と日本人である私にぶっこく外国人に会うことがあった。

その都度、「んなアホな」「そんなことないって~」と反抗してきた私ですが。
日本に帰ってきて、客観的に日本・日本人を見ると、
実はその○○や△△があながち間違っているとも言えない、と思えてきました。

特に以下の2つ。
1、人種差別主義
2、自国への過剰評価

1に関して、イギリスではまるで大前提であるかのごとく、
新聞でもあっさりと書かれている状況。
日本の不動産・飲食店・銭湯などで「外国人お断り」で突っぱねられた人が
予想以上に存在する。
確かに、これをロンドンでやったら大変なことになるだろうなって・・・
っていうか、商売出来なそう・・・
石原都知事の発言が取り上げられてしまうのは仕方ないとしても、
テレビ番組、CMでも明白な人種差別を指摘されていたレイシストの国ニッポン。
確かに、普通に見てても「これ、人種差別なんじゃ?」っていうものがたくさんある・・・。
例えば、エキサイトでブログを開設しているボビー・オロゴン。
この人の売り方ってどうなの?
白人系外タレと黒人系外タレとでは扱い方が違くない?
とか。
ボビーと同じような売り方をする日本人がイギリスとかにいたら腹立ちません?
その他細かいところでも「あっ」と思わせられる表現が結構ある・・・
「中国人でもできる」とか。

2についても、「謙虚な日本人」が笑って呆れるほど日本・日本人に対して過剰評価をしている気がする。
「日本のココがすごい!」系の番組、多くないですか?
「日本人はこういうところがすごい!」系の発言する人、やたら多くないですか?
「自国賛美」をよく指摘されるアメリカ人もびっくりである。
自国に「Great」をつけちゃうイギリス人もびっくりである。

マンチェスターのおっちゃんと話していたとき。

おっちゃん:「日本人って、韓国人や中国人と間違えると、すんごい嫌な顔するよね」

私:「え、それはどこの国でも同じじゃあ・・・」

「いや、日本人は顕著だね。日本人って、自分たちが優れていると思っているんだろ?だから、自分たちより目下だと思っている国民と間違われるのが嫌なんだろ?」

「うーん、そんなこと無いと思うけど・・・。アジアの中では経済力で勝っているという認識はあるかもね」

「いや、それだけじゃないよ。日本人は日本人が世界で一番だと思ってるよ!!」


と、言われてしまった・・・。

イギリス人だって、こっそり「ホントはオレら最高」って思ってんじゃん。
「ホントはオレらが世界のスタンダード」って思ってんじゃん?
って思ったけど、日本人も確かにそうかもね。
しかも日本はマスコミの煽りがすごい。
「日本は世界の中でも独特の文化を持つ素晴らしい国です」って公共の電波で堂々と言ってのけちゃいますからね・・・。
他国に一種の憧れはあっても、異文化に対してリスペクトが足りないような。
別に自国の文化に誇りを持つことが悪いと言っているわけではないが、
なーんかプライドの持ち方が変なところに行っている気がしないでもない。

まぁこれも劣等感の裏返しで、こういうご時世で誇りを失いつつあるからこそ
煽って自分たちで言い聞かせないとやってけないってことなのだろうか・・・。
グローバリゼーションは、ナショナリズムも刺激するわけで、
日本の場合は島国根性とモノカルチャー意識もミックスされておかしなことに?

世界各地でナショナリズムの高揚が見られる今のご時世。
日本も要注意です。
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by londondays | 2005-12-28 18:11 | 日本の日々