イスタンブールからソフィアへ(旅行8日目)
2006年 11月 16日
ブルガリア・ソフィア行きの列車に乗り込んだ私たち。
く、くさっ・・・
電車のコンパートメントが、臭い。
カビ臭いみたいな。
友人が急遽消臭剤を散布。
ケチって寝台ではなく、フツウのコンパートメントを取った私たち。
この旅最大の失敗でした。
ワルシャワからクラクフに行ったときはコンパートメントに鍵があったんだけど、
この列車には鍵なんてついていませんでした。
人はほとんど乗っていないのに、
私たちがコンパートメントに入ると、
やたらと何回もコンパートメントの前を通って、覗く老女たちがいる。
なんだか、気味が悪い・・・
一応日本人男性が乗っているコンパートメントの隣には入ったけど・・・
不安なまま列車はイスタンブールを出発しました。
長いすに足を伸ばして、列車に揺られます。
ソフィアまで14時間の長旅。
チケット検査があったりして、コックリしたり起こされたりの夜。
深夜1時くらいだったかに、ブルガリア国境に到着。
入国審査のために、一度列車を降ります。
入国審査のためにだけ列車を降りたのは、これが最初で最後でしたね。
しかも、深夜。
お隣の日本人男性を頼りに、パスポートと貴重品だけ持って、列車を降りました。
寒い・・・
この時お隣の日本人男性と話す。
お隣さん:「来るとき、3時間くらい列車遅れたんだよねぇ~。
今と同じく夜中に列車から降りなきゃだったし。」
私たち:「ひえぇ~!」
この時私達はピュアだった・・・
この後酷い目に会うとも知らず・・・
外で待たされたのは辛かったけれど、
入国審査はあっさり終了。
列車に戻りました。
この時は、荷物も無事。
さて、また列車が動き出しました。
さすがに眠くてうつらうつらする私たち。
貴重品を枕にして、座席に横になりました。
と、表情がこわばった友人に揺り起こされました。
「人が入ってきてた!!」
友人曰く、ふと目が覚めたら男性が私と友人との間に立っていて、
私の頭もとの貴重品に手を伸ばしていたらしいのです。
友人がアッと声をあげたら、ブツブツ言って退出したらしいです。
よ、よかったぁ~
頸絞められたりしなくて・・・
結構手荒な手段を使う手口もあると聞いていたので・・・
さてそれが起こったのはまだ夜が白み始めたころ。
ますます眠れなくなりました。
ブルガリアに入ってからだと思うのですが、
列車がやたらと停止するのです。
しかも結構長い間。
その間に人の乗り降り(乗客ではない)があるようで、
日が昇るにつれて、部屋の前をうろつく怪しい人影が多くなってきました。
明らかに、部屋を一つ一つ覗いていっている。
若い男性から、年老いた女性まで。
昼になると、物乞いがやってきました。
勝手にコンパートメントの扉を開けて、手を伸ばす。
怖い。
お隣さん(日本人)の、「NO!!」と叫ぶ声。
私たちも「NO!!」を連呼する時間が続きました。
いやぁ、でも隣に人が乗ってて良かったぁ・・・
ありがとう、さすらいの日本人青年。
しかし物乞いはしつこい。
停車の時間ずっと電車を徘徊しています。
乗客があまりいないため、何度も同じ人間が物乞いに来る。
片目の下に涙のタトゥーがある若い男の物乞いは、怖かった。
扉を開けてはブルガリア語(?)で叫ぶおばあさんの物乞いも、怖かった。
この2人は本当にしつこかった!!
耐えに耐えた14時間。
の、はずが、電車は5時間の遅れ。
つまり、私達は約20時間こんな状態にいました。
持っていた水も、底をつく。
あたい、もうダメ・・・
心身ともに衰弱しきったところで、ソフィア駅に到着。
そこには・・・
錆付いて、何年も使用されていないようなエスカレーター。
工事が全く進んでいないような、封鎖されたホーム。
歩き回る野犬。
英語の出来ない両替商。
あたしたち、これからどうすればいいのっ!?
ブルガリア首都ソフィアの中央駅で、私達は愕然としたのでした・・・
長年使われていなさそうなエスカレーター↑
駅構内↑
つづく。
く、くさっ・・・
電車のコンパートメントが、臭い。
カビ臭いみたいな。
友人が急遽消臭剤を散布。
ケチって寝台ではなく、フツウのコンパートメントを取った私たち。
この旅最大の失敗でした。
ワルシャワからクラクフに行ったときはコンパートメントに鍵があったんだけど、
この列車には鍵なんてついていませんでした。
人はほとんど乗っていないのに、
私たちがコンパートメントに入ると、
やたらと何回もコンパートメントの前を通って、覗く老女たちがいる。
なんだか、気味が悪い・・・
一応日本人男性が乗っているコンパートメントの隣には入ったけど・・・
不安なまま列車はイスタンブールを出発しました。
長いすに足を伸ばして、列車に揺られます。
ソフィアまで14時間の長旅。
チケット検査があったりして、コックリしたり起こされたりの夜。
深夜1時くらいだったかに、ブルガリア国境に到着。
入国審査のために、一度列車を降ります。
入国審査のためにだけ列車を降りたのは、これが最初で最後でしたね。
しかも、深夜。
お隣の日本人男性を頼りに、パスポートと貴重品だけ持って、列車を降りました。
寒い・・・
この時お隣の日本人男性と話す。
お隣さん:「来るとき、3時間くらい列車遅れたんだよねぇ~。
今と同じく夜中に列車から降りなきゃだったし。」
私たち:「ひえぇ~!」
この時私達はピュアだった・・・
この後酷い目に会うとも知らず・・・
外で待たされたのは辛かったけれど、
入国審査はあっさり終了。
列車に戻りました。
この時は、荷物も無事。
さて、また列車が動き出しました。
さすがに眠くてうつらうつらする私たち。
貴重品を枕にして、座席に横になりました。
と、表情がこわばった友人に揺り起こされました。
「人が入ってきてた!!」
友人曰く、ふと目が覚めたら男性が私と友人との間に立っていて、
私の頭もとの貴重品に手を伸ばしていたらしいのです。
友人がアッと声をあげたら、ブツブツ言って退出したらしいです。
よ、よかったぁ~
頸絞められたりしなくて・・・
結構手荒な手段を使う手口もあると聞いていたので・・・
さてそれが起こったのはまだ夜が白み始めたころ。
ますます眠れなくなりました。
ブルガリアに入ってからだと思うのですが、
列車がやたらと停止するのです。
しかも結構長い間。
その間に人の乗り降り(乗客ではない)があるようで、
日が昇るにつれて、部屋の前をうろつく怪しい人影が多くなってきました。
明らかに、部屋を一つ一つ覗いていっている。
若い男性から、年老いた女性まで。
昼になると、物乞いがやってきました。
勝手にコンパートメントの扉を開けて、手を伸ばす。
怖い。
お隣さん(日本人)の、「NO!!」と叫ぶ声。
私たちも「NO!!」を連呼する時間が続きました。
いやぁ、でも隣に人が乗ってて良かったぁ・・・
ありがとう、さすらいの日本人青年。
しかし物乞いはしつこい。
停車の時間ずっと電車を徘徊しています。
乗客があまりいないため、何度も同じ人間が物乞いに来る。
片目の下に涙のタトゥーがある若い男の物乞いは、怖かった。
扉を開けてはブルガリア語(?)で叫ぶおばあさんの物乞いも、怖かった。
この2人は本当にしつこかった!!
耐えに耐えた14時間。
の、はずが、電車は5時間の遅れ。
つまり、私達は約20時間こんな状態にいました。
持っていた水も、底をつく。
あたい、もうダメ・・・
心身ともに衰弱しきったところで、ソフィア駅に到着。
そこには・・・
錆付いて、何年も使用されていないようなエスカレーター。
工事が全く進んでいないような、封鎖されたホーム。
歩き回る野犬。
英語の出来ない両替商。
あたしたち、これからどうすればいいのっ!?
ブルガリア首都ソフィアの中央駅で、私達は愕然としたのでした・・・
長年使われていなさそうなエスカレーター↑
駅構内↑
つづく。
by londondays
| 2006-11-16 23:49
| ヨーロッパ旅行