ロンドン留学日記→帰国後はイギリスかぶれ英語教師の日記


by londondays
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カテゴリ:博物館( 4 )

Africa Live@The British Museum

26日、大英博物館で『Africa Live』というイベントがありました。
朝から夕方まで、大英博物館はアフリカ文化一色!
時間が無かったのであまり長くはいられませんでしたが、すごく楽しかったです。

まず、大英博物館の裏口(?)にアフリカ音楽の演奏隊が!
打楽器を打ちながら、女性が踊る。
動きがすごい~!!!
すごく自由な様でいて、複雑。

博物館内では、民族衣装を着たおじさんが子どもたちにアフリカの民話を語ったり(英語)、
いろんなワークショップがあったり。
と、「ザンビア」発見。

ザンビア:「今日はいつもの倍以上は人が入ってるね~。」

ザンビア曰く正面入り口のステージが面白いらしいので、行ってみることに。
現在正面入り口の脇にはアフリカの庭(?)が再現されていて、面白い植物やらの庭があります。
その前でアフリカの大道芸(?)が披露され、反対側には巨大なステージが設置されていました。

時間をつぶしてからまたステージ前に戻ってきて、アフリカの子どもコーラスを聞くことに。
これが可愛いのなんの!!
10歳くらいの小学生中学年~高学年の子どもたちが30人ほどステージに上がり、踊って歌う。
男の子は右肩と左足にフサフサの衣装をつけ、女の子は黒っぽいワンピースで踊っていました。
すばやいステップと、軽快な全身を使った踊り、そして元気な歌声。
思わずにんまりしてしまいました。
男の子が踊ると、フサフサが揺れてかなりかっこいい!!
一番最初に歌って踊った曲は、アフリカ~って感じがして、ミュージカル『ライオン・キング』を見ているようでした。2番目の曲以降は、英語の歌もあったりして、ジャクソン5みたい。
観客もかなり盛り上がっていました。

そんな可愛い子ども達を見て、ちょっと最近イギリスで起きている事件が頭をよぎりました。
アフリカの子どもの「いけにえ」事件です。

毎年イギリスの学校からアフリカ系の子どもが大量に行方不明になっているらしく、
子どもをアフリカの儀式の「いけにえ」として虐待したり、殺害する事件が起こっているようです。
数ヶ月前に読んだ新聞で、全身の皮を剥がされて殺されたアフリカ少年の記事が載っていました。
この少年は「儀式」のためにアフリカから連れて来られたようでした。
・・・本当に恐ろしい事件です。

貧困やエイズといった問題の他に、アフリカはまだまだこういった面でも遅れをとっています。
子どもを殺害したり、女性を虐待するのは文化とは呼べません。

アフリカのすばらしい文化を感じて、アフリカの抱える問題も考えさせられました。
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by londondays | 2005-06-28 07:28 | 博物館
今日はユアン・マクレガー主演の『Guys and Dolls』というミュージカルを見に行く予定でしたが、友達が「疲れて」いるため延期と相成りました。
この友達、「Live8」の友達と同一人物なんだが・・・(しつこい?)。
ムリムリ、もー本当にムリ。

まぁ、気を取り直して。

大英博物館でアルバイトをしている「ザンビア」コネで手に入れた(無料)チケットで、大英博物館の特別展示、「Mummy:the inside story」に行ってきました。
さすがに土曜日、かなり混んでいました。
30分間隔で映像が上映されるので、タイ人の友達と(+その友達と)11時半の回に行くことに。
ところがどうやら次回の上映時間は11時45分だったので、大英博物館内のライブラリーで時間を潰す。ここは初めて入ったのですが、なかなか良かったですね~。静かだから、ここで勉強できるかも。古い机にはしかけ(?)があって、本を置いたり立てたりすることができるのです。
昔の人は賢い。

さて、マミー(ミイラ)。
会場5分前くらいに行ったら、長蛇の列が。
私がもらったチケットには時間の指定がされていなかったので、入れるかちょっとビクビクしてしまいました。が、無事入場。
実際に映像が流れる部屋に入る前に、ちょっとした説明ビデオがあります。
前に一回来て勝手は知っているので、この間に人を掻き分けながら奥の入り口近くまで進む。
古代エジプト画の人の目をかたどった3D用サングラスをかけて映像が始まるのを待ちます。
係員のお兄さんが上映中の注意を話して、上映開始!
ミイラの棺がぐい~んと現れて、イアン・マッケランの語りが始まります。
なかなかの迫力!
「ザンビア」曰く、前から4列目が良いということなので、今回も4列目で見ました。

きれいな状態で発見され、保存されてきた一体のミイラ。
状態を保ち腐敗を防ぐために、布と粘土で覆われたその体を開くわけにはいかず、
また、外側にはきれいな装飾が施されており、それを傷つけるわけにもいきません。
というわけで、CTスキャンでもって内部を調べ、年齢、死亡した理由、内部の様子、身長や骨格、筋肉のつき方などが解明されていきます。
いやー、面白い!!
3000年も前に死んだ人のことがこんな風にわかるなんて!
しかも3Dで見られるので迫力もあり、かなりの大興奮です。
ヒエログリフが浮かんできたり、ミイラの体の中を立体的に「旅行」できるのがすごい!!

映像は正味20分程度で、その後実際に「主人公」のミイラ「ネスペランヌブ」に会うことができます。
3000年も前に描かれたとは思えないほど色もきれいに残っていて、絵の意味等についての説明もあります。
これは、大英博物館に足を運んだ際には絶対行ってみてほしいですね!(8月14日で終了)
この特別展示とミイラのコーナーは近いので、そのままほかのミイラを見に行くのも楽しいです。
ミイラを年代ごとに見ることができ、どのようにミイラの技術が向上していったのか、また地域別のミイラを見比べることもできます。
一緒に行ったタイ人の友達はもうミイラに恋(!)してしまっていて、前回一緒に行ったときも
「友達を紹介しまーす!」と行って、ミイラの部屋へ私を引率してくれました。笑

私も、これからちょっとミイラと仲良くなりたいと思いました♪
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by londondays | 2005-06-26 07:14 | 博物館
ついに元アウシュビッツ強制収容所(国立オヒシフィエンチム博物館)へ。

入ってすぐ左側に、元死体安置所兼焼却炉で、後々ガス室としても使われた建物が。
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しっかりとしたレンガの建物で、中の2つの小さな焼却炉からは目が離せず、しばし放心。
アウシュビッツでは基本的に「放心」していた気がします。

いきなり見学をスタートしてしまった私たちでしたが、ガイド付の団体がわんさか建物に入ってきたので、とりあえずはパンフレット等々を探しに入り口正面の建物へ。日本語のパンフレットもありました。この建物の中にはカフェがあったりもしました。

私は日本語のパンフレットを買い、本格的に見学開始。
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「働けば自由になる」と書かれた収容所の入り口。
そして、この門の脇から、有刺鉄線の囲いがぐるりと周りを囲んでいます。
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ここの収容所の建物は全てレンガ造りでしっかりとしていました。いくつかの建物の内部に当時の様子や、収容された人の写真などが展示されていました。写真には収容された日にちと亡くなった日にちが記されていました。どんなに若くて健康そうな人でも、よく日にちを比べてみると、1ヶ月や2ヶ月だったりして。この収容所の目的が収容ではなく、殺害だったことが良くわかります。
寝る場所は、腐った藁の上や、レンガの区切りがされた場所。まるで家畜同然の扱いです。
ショックだったのは、人間の髪の毛の山。ナチスが人毛を「再利用」していたのは知っていたけど、さすがに実際大量の人毛と人の髪の毛で織られた織物を見たときはショックでした。三つ編みしたままの髪の毛も結構あって・・・。
そして、毎日多くの人が処刑された「死の壁」。
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あまり人がいなかったのもあって、一人で壁に向かって歩くとき、なんだか緊張しました。
静寂の中に、砂砂利を踏みしめる音。
この壁は建物と建物の間にあって、周りから見えなくなっています。
この右側の建物には地下牢があって、収容された人が壁に書いた聖マリアの絵があったりしました。地下牢は、暗くてすごく怖かったです。足がすくんで、一人で見るのは無理だと思いました。

上の階ではレジスタンスの活動が展示されていて、収容された人たちが収容所内で組織を作って活動していたのを初めて知りました。密かに情報誌も発行していたそうです。脱走も何度か成功したようですが、脱走を助けたとして収容者が殺害されていたそうです。
ドイツ兵の拷問の仕方も、爪の間を針で突き刺すとか、鼻から水を注ぐとか、かなり手の込んだ拷問が数多くあり、本当に狂気の沙汰だと思いました。

予想していたよりも時間がかかり、ビルケナウ(第2収容所)に向かうべく急いでバス停に行ってみるも、最終バスはとっくに行った後でした。ビルケナウはアウシュビッツ第一収容所より大規模で、より劣悪な木造バラックが立ち並ぶ収容所です。多くの人が想像する「アウシュビッツ」はこちらの方で、私もこの収容所は絶対行きたいと思っていたのですが、残念ながら行くことができませんでした。ビルケナウは解放前にドイツ軍がほとんど破壊したので、あまり建物も残っていないそうですが。列車で門をくぐるのは、ビルケナウの方です。

帰りもバスに乗って、駅へ。クラコフに列車で戻りました。
博物館ではほとんど話さなかった私たち。列車の中で、お互いの感想を話したりしました。
そこで、マカオ人の友達が日本への感情についても話してくれました。
基本的に、アジアの友達達は私たち日本人の前で戦争や、教科書問題・靖国問題等々についての話は避けています。ちょっと話が出そうになっても、「その話はやめよう」と話を中断する場合が多くあります。
彼女は、幼いころは日本が嫌いだったけど、だんだん日本がそれだけの国じゃないってわかってきたそうです。しかし、教科書で戦時中日本がしたことを教えないのはおかしいし、首相が毎年靖国神社に参拝しなくてはならない理由がわからない、と言っていました。ひとつ気がついたのは、彼女は靖国神社について宗教的な背景は知らず、戦犯を祭った場所とだけ認識していたことです。宗教的な背景を理解したところで、やはり参拝の理由はわかりかねると思いますが・・・。彼女は、「戦争で、日本が、日本兵が、どうしてそこまで残虐になれたのかわからなかったけど、アウシュビッツを見たら、これは戦争の『狂気』なんだって気がした」と言っていました。私も、日本が戦時中に行ったことは「狂気」で片付けられる問題ではないけれど、戦争は人を狂気に陥れることができるんだと思いました。アウシュビッツで囚人を虐待したり、処刑したドイツ兵だって、元は普通の人だったんだろうと思う。でも戦争中の「狂気」の中で、何も感じなくなってしまったんじゃないでしょうか。当時のドイツ兵や日本兵が異常だったんじゃない。誰でも、いつの時代でもこうなってしまう危険性はあるんだと思う。最近でもイラクでアメリカ兵・イギリス兵が囚人を虐待していたように。マイケル・ムーアの『華氏911』で、アフガニスタンに派遣されたアメリカ兵のインタヴューを思いだしました。
「まず自分を、自分の一部を殺さない限り、他人を殺すことなんてできません。」

私達は途中で電車を乗り換え、たまにウトウトしながら、クラコフに戻ったのでした。

続く。
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by londondays | 2005-04-30 07:36 | 博物館

Imperial War Museum

日本語にすると『帝国戦争博物館』。なんだか物々しい名前です。
この博物館、決して近くにあるわけではないのですが、なぜか2回も行ってしまいました。
どちらも友達に誘われて行ったのですが、意外と楽しめる博物館です。

この博物館はウォータールー駅の近くにあり、病院だったところを改装して博物館にしたそうです。改装、と言ってもむしろ外枠だけ使っている、という感じですが。
建物の前には庭(?)が広がっていて、中央に大砲がドーンと置かれています。大砲の近くにはベルリンの壁の一部やミサイルが置かれていたような。外見は全体的に暗い印象です。

1回目に入ったときはなかったような気がしましたが、2回目年末に訪れた時には荷物検査がありました。友達の鞄がティー・ポットの形をした特殊なバッグだったので、荷物検査のお兄さんが「えぇ~こんな鞄見たことないよぉ~!!」って驚いてました。なので、そんなに厳しく見られるワケではありませんでした。
入って一番最初に目に入るのは、戦闘機の数々。戦車やら兵隊を輸送する車やら、飛行機やら。
いろんな時代の戦闘機があるので、昔の輸送用の車はこじゃれたクラシック・カーみたいでした。
戦争に行くのにもかわいいデザインするもんなんだなぁ、と感心・・・。私はこういう戦闘機に興味を抱いたことがないし、知識もないので特に感動はありませんでしたが、戦闘機が好きな人にはたまらないんだろうなぁ、と思いました。実際、迷彩服を着た戦争マニアっぽい人やら、右翼っぽい人が多い博物館でしたね。
イギリスの博物館では博物館教育に力を入れているようで(byザンビア)、ここにも部屋の片隅に子ども用の体験学習アトラクション(?)がありました。潜水艦の中はどうなっているのかな?みたいなテーマで。潜水艦の中の匂いを体験したり(臭かった・・・)、非常時にどうやって非難するシステムになっているのか、とか、水兵用のベッドに横になってみたり・・・。面白いのは、いろんなところにクエスチョンがあって、子どもに考えさせるようにしてあるっていうことです。私も子ども(とその親)に混じって体験してみました。いやぁ、これがなかなか面白いんです。ほんとに。

そして、地下はいろんな戦争の展示になっています。世界各国の紛争から世界大戦まで。展示とともに戦争の背景や成り行きが説明されていて、知識がない人でも問題はありません。展示を見ていくと、ああ、こんな戦争あったんだっけ、と思い出したり、こんなところで戦争してたのか、と意外に思ったり。あと、やっぱりイギリスっていろんな戦争に関係してるんだなって思ったり。
世界大戦は大きなカテゴリーとして設置してあり、勃発から順番に見ていくことができます。ちなみに日本の扱いはすごく小さいです。ヨーロッパでは第二次世界大戦=ナチス・ドイツなんだな、と。ちなみにホロコーストに関しては、博物館の2・3階だったかの2つの階をまるまるホロコースト展示にあてています。

地下にはこれまた体験アトラクションがあります。ロンドン大空襲(Blitz)体験と、戦場体験。
空襲体験は、まず、数人で防空壕に入ります。真っ暗。もうこの暗さで私は入ったことを後悔。ドアが閉められて真っ暗な中、人の話す声が聞こえ(非難している人の声)、ドーン、ドーン、と爆撃音と共に椅子がガタガタします。で、案内の人が入ったのとは逆の扉を開けて私たちを誘導。火の海と化したロンドンが見えるようになっています。爆撃後の町並みをちょっと歩いて終了。まぁ大したことはありませんが、暗闇が怖かったですね。
戦場体験は「戦場の部屋」を歩いて体験です。この部屋のすごいところは匂い!!火薬の匂いなのか、なんとも言えない、耐えられない匂いがします。入った瞬間に出たくなりました。小さな作戦基地で通信する通信兵(?)から、戦場の前線で銃を構える兵士のマネキンと、爆撃音。出口の前で待っているマネキンは、血だらけで仲間に支えられている兵士。ここを体験しただけでも絶対戦場に行きたくない気持ちになります。

1階に上がるとスパイ・秘密警察の展示があります。入ってすぐの展示は007・・・。しかし、展示を見ていくと本当に007ばりの仕掛けで面白いです。旧共産圏やナチスの秘密警察なども写真が展示されていて、興味深いです。スパイよりも、やっぱり秘密警察って怖いですね、なんとなく。

そして2・3階はホロコースト展示。この部屋に入る前には携帯電話の電源を消すように指示されます。他の展示とは違う、重々しい雰囲気が漂います。入ってすぐはホロコースト前の家族の写真が展示され、そこを通過するとホロコーストの経緯からアウシュビッツ収容所までの展示が並びます。私が一番ショックを受けたのは、手術台。ユダヤ人だけではなく、体に障害がある人もナチスの政策の下殺害されたわけで・・・。真っ白で冷たい手術台からなぜか目が放せませんでした。アウシュビッツ収容所は小さな(といっても敷地含めて6畳くらい)模型で展示されていました。その模型の前にはいくつか席があって、強制収容所からの生還者の証言(本人によるインタビュー音声)が聞けるようになっています。つらそうに、訛った英語で話される証言は、心を打つものがあります。

4階はジェノサイドのショート・フィルムが上映されています。これも見るのがつらい映像です。子どもが銃を構えている様子を見ると・・・本当につらい気持ちになります。いまだにこういう状況下にある子どもたちがたくさんいるのかと思うと本当にやりきれないですね。

というわけで、Imperial War Museumはアトラクションがあって楽しめるし、戦争に関しての認識も深まるほか、いろんなことを考えされられるので行く価値は大いにあると思います。
しかも無料。
帰国前にもう一回くらい行ってもいいかなぁ、と私は思っています。
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by londondays | 2005-02-03 02:16 | 博物館