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ロンドン留学日記→帰国後はイギリスかぶれ英語教師の日記


by londondays
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Fujiko Hemming

昨日フジコ・へミングのロンドン公演に行ってきました。

コンサートはビッグ・ベンとか国会議事堂近くの小さな教会を改装したところで催され、
1日限りの公演でした。
7時半開演だったので、5時半ころに友人らと待ち合わせをして会場へ。
バス・マップと地図を駆使したものの、なかなか会場が見つからずに半泣きになりました。
もと教会だっただけに、こう、住宅街の奥まったところにひっそりと佇んでいたんですね。
そんなに遠くないはずなのに、行くのに1時間もかかってしまった。

会場の前にはちょっと列ができていていたので並んでみること30分。
7時に開場してから間違った列に並んでいることに気づいたのでした。
というのも、私たちがとったチケットは一番安い「自由席」だったので、
席を自分で探さなければいけないのです。(9ポンド)
30分も空腹なのを我慢して並んだのに・・・
それでもまぁまぁ良い席を見つけることができました。

前半はショパン。
すべて聞いたことのある曲でしたが、あまりに癒されすぎたのかはじめの曲で眠ってしまいました・・・
睡眠薬飲んだっけ?ってくらい早かったです。
いやぁ、本当に音が気持ちよくって、羽根布団で抱きしめられたような感じでした。
一曲終わるごとに拍手があるので、その拍手で目覚め、その後はちゃんと聴いてました(^^;

あんまりこういう「芸術」、特に演奏系にはあまり行ったことのない、芸術を解さない私でしたが、
やっぱり生演奏とCDじゃぁ全然違うんだなぁ~!と感動しました。
すごくすごく気持ちよくて、なんか耳と脳みそをきれいに洗ってもらったかんじでしたね。
結構力強く弾いてるのに、すごく優しくてあったかいんです。

ショパンの後に休憩が入って、後半はドビッシューとかリストとかの曲でした。
全体的に誰でも知ってる曲を演奏してくれてましたね。

アンコールは3曲用意してあって、アンコール1曲目が終わってから長い拍手が起こると、
「あと2曲弾くからね」とフジコさん。大きな拍手が起こりました。
最後の曲はシュトラウスの「ハンガリー人の踊り」。すごくよかったです。
この曲だけフジコさんが日本語で紹介してました。
前に座ってたイギリス人のおばあちゃんたちは「え、何て言ったの??」って感じでした。
おばあちゃんたちは5人でコンサートに来ていて、なんか可愛かったです。

観客の97%くらい日本人でした。
気分は日本でしたねー。聞こえるのは日本語のみ。

よくコンサートとかだと「撮影禁止」と言われるのでカメラは持っていってなかったのですが、
撮影全然OKでした。みんなフジコさんをパシパシ写真に収めてました。
フジコさんは前半と後半で衣装もちょっと変えたりしてました。
後半の衣装は着物の素材をちょっと使ってました。
どっちにも、鼻かんだトイレット・ペーパーみたいなスカーフをしていましたが、よくよく見ると、
彼女にあってるような気がしないでもない(?)

そんなこんなでとっても素敵なコンサートでした。
by londondays | 2004-11-24 23:00 | 音楽