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ロンドン留学日記→帰国後はイギリスかぶれ英語教師の日記


by londondays
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Lost in Translation

昨日は友人らとLost in Translationを観賞しました。

この映画は日本が舞台だし、アカデミー賞も取ったことだし、長らく気になっていたんです。
ってことで、VirginでDVDを買ってしまいました。(8ポンド)
レンタルするのも結局高いから。

話題の映画ってことで寮の友人らも興味深深だったので、昨日は日本の解説をしながら5人
(日本人2人、マカオ人、ギリシャ人、ポーランド人)で見たのでした。
みんなの感想としては、「アカデミー賞取るような映画?」って感じでしたが、高層ビルや街中の映像には「これが東京なのかぁー!!」って感動していました。

ストーリーは、日本でサントリーウイスキーのCMの仕事をしに日本に来た往年のスター
ボブ・ハリス(ビル・マーレー)と、カメラマンの夫の仕事についてきた主婦シャーロット
(スカーレット・ヨハンソン)がホテルのバーで出会ってすぐに意気投合、寂しさを分かち合いながら危うげな友情を深めていくって感じの話です。

はじめに見たときは日本の描写が気になりすぎて「なんじゃこりゃ??」って思いました。
特に東京を「性的な都市」として描いているような気がして。
日本人のプロデューサーが勝手に部屋に送ってくる売春婦とか、ストリップ・クラブとか、
電車の中で破廉恥な漫画を読むサラリーマンとか。(こういうサラリーマンたしかにいるけど)
あと気になったのは日本語でまくし立てるカメラマンとか、通訳のできない通訳とか。
「こんな通訳いねぇよ」とか思いました。
マカオ人の友人は「日本の通訳ってこんなにダメなの??」って不思議がってました。

でも、2回、3回と見るうちにやっとソフィア・コッポラが描きたかったであろうドラマが見えてきて、
それは結構嫌いじゃないなぁ、と思えてきました。
あと、「作られてない」部分の日本はすごく自然でした。
多分役者じゃなくて一般人(もしくは実際の日本人クルー)を使ってる部分もたくさんありますね。

久しぶりにマシュー・ヒットTVを見れたのもちょっと感動してしまった。
ボーナス・トラックでプログラムを全部見れるのがあって、日本人2人だけで爆笑してました。
ほかの友人らは「何がおかしいの??」って画面にらみつけてましたが・・・(^^;
やっぱりユーモアは海を越えませんね。
まぁ、日本人でもマシュー嫌いな人いるだろうけど。(My両親とかね)

というわけで、Lost in Translationは、まぁ買って良かったかなと思ってます。
(一回見た後ひどく後悔した人↑)
これから見る方は、2回以上見ることをお勧めします。
あと、日本を外国人に紹介するにはいい映画ですね。たぶん。
by londondays | 2004-11-25 22:20 | 映画