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ロンドン留学日記→帰国後はイギリスかぶれ英語教師の日記


by londondays
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The Tempest

土曜日は、グローブ座でシェイクスピアの『テンペスト』を見てきました。

今年のグローブ座では、『The Tempest』『Pericles, Prince of Tyre』『The Winter's Tale』の3つのシェイクスピア劇が上映されます。

友達がグローブ座でボランティアをしているのですが、ボランティア特典として、彼女たちはいくつかの劇を無料で見れ、その回毎に一人だけ友達を同伴できます。
しかも、スタッフ用の特別な席で!!
私もボランティアをする予定だったのですが、あまりの忙しさに断念しました。
すごくすごく興味はあったんですけど・・・。

そんなわけで、ボランティアをしている友達に誘われて行ってきました。グローブ座。

チケットは、友達の名前入り。う~ん羨ましい。
入り口は5番だというので行ってみると、4番の次に「5番」という番号はありませんでした。
何も書いていない4番の隣の入り口に立ってみる。
ボランティアのお姉さんに聞くと、何も書いていないその入り口が5番だそう。
ヤダ、ちょっと特別??と友達とはしゃいでみました。わーいわーい。

大きくて重い木の入り口を開けて、階段を上る上る。
席は、なんとステージの上です。
ステージの上、右サイドからステージを見下ろす感じ。
つまり、斜め後ろから劇を見る。

・・・はっきり言って、劇は後ろから見る形になるので、役者の表情はほとんど見えませんでした。
そして、ステージ中央部分の出っ張りのおかげで、ステージ半分が全然見えない。
この席は「Lord's Chamber」と言って、その昔は貴族がよく使っていた席らしいです。
観客から良く見えるステージの上の席で、自分たちの存在をアピールするのが目的だったそうな。
劇が見えにくくても、自分たちの存在をアピールしたい・・・
気持ちが理解できません。

しかし、確かに「特別」な気分でした。
観客の反応を見るのも面白かったし、真横でコーラス隊が歌いだすのも面白かったし、「妖精」役の役者が、私たちが座っている真横から仮面を取って行くのも感動しました。

さて、『テンペスト』ですが、まぁまぁ面白かったです。
半分見れなかったのでなんとも言い難かったりしますが・・・。
役者は3人で、妖精以外の全ての役をこなしていました。
娘役は男性が演じていました。
娘役の俳優さん、「しずかちゃん走り」をしたり、別の俳優にお姫様抱っこされたかと思えば、時々低い声を出して面白かったです。
シェイクスピア劇にはつき物の下ネタも、男性同士だから笑えました。
これ、男女でやったらグロすぎる・・・というくらい下ネタでしたから。
特に、プロスペローがキャリバンを見て「4本足」という部分・・・

3人で役を変えてがんばっていましたが、やっぱりわかりにくかった気がします。
3人の妖精が常に役者3人と一緒に漂っているのも意味がいまいちわからなかった・・・。
妖精の衣装はなぜかパンクだし・・・。

もう一回ちゃんと見てみたいような見なくてもいいような。
友達曰く『ペリクリース』はすごく面白いらしいので、こっちを先に見たいです。とりあえず。
by londondays | 2005-05-31 03:37 | 演劇