人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ロンドン留学日記→帰国後はイギリスかぶれ英語教師の日記


by londondays
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

Les Biches/Symphonic Variations/A Month in the Country

土曜日は、これまた誘われて急遽バレエを見に行ってきました(10ポンド)。
思い立ったら吉日。
思いついてすぐバレエを見に行けるところが、ロンドンの良いところです。

今回のバレエはMixed Programmeで、3つの短いプログラムが組まれているものです。

まず、Les Biches。
これはすごく可笑しいバレエでした。
狙っているのかいないのか・・・。
はじめ、ピンクのフワフワ衣装を着たバレリーナが集団で踊る。
これは可愛かったですね~。
集団で「つま先ペンギン歩き」とか。(専門用語知らないので・・・)

そこに突如現れる男性ダンサー3人。
青い短パンにタスキをつけての登場です・・・。
ドスドスドス、と歩いてボディービルダーのポーズ。
「(筋肉)割れてます!割れてます!!」

スーパーマン立ちの3人のまわりをくるくる踊るバレリーナ達。
奇妙です。

3人のうちの一人は日本人ダンサー「クラ ケンタ」。
この前見たSwan Lakeでも重要なパートを踊っていたダンサーです。
3人の踊りですが、同じ踊りで着地のタイミングが度々ずれていたのがやや気になりました。
一人一人の踊りは綺麗なんですけどね。

しかし、バレエで笑えるとは思わなんだ。
意表を突かれた演出でしたね。

次に、Symphonic Variations。

吉田都が中央で踊っていました。
彼女の踊りは、「完璧!」って感じでしたね。
軸足ずれない、止まるときもピタリと止まる感じ。
一番小柄なのに、やはりかなり存在感がありました。

このプログラムでは3人のバレリーナと3人の男性ダンサー6人で踊るものでした。
3つの中で、私はこのプログラムが一番好きでした。

最後は、A Month in the Country。

これはストーリー仕立てになっていたのですが、致命的なことにストーリーがあまり理解できませんでした・・・。ダンスは綺麗だったし、音楽はショパンで聞いたことのある曲ばかり。
なのに、ストーリーが理解できないばっかりに、少し退屈してしまいました。
終盤では軽く居眠りをしてしまう始末・・・。

このプログラムでは、半ズボンをはいた少年役のダンスがすごく良かったです。
すごく躍動感があって感動!

男性ダンサーの一人が普通のズボンを履いていたのですが、やっぱりダンスがあまり綺麗に見えない気がしました。
もちろん何かミスをしたわけでもなく、綺麗に踊っていたのですが、ズボンの裾がヒラヒラすると、ちょっと違和感。子どものころは「なんで男性ダンサーってぴっちりしたタイツで踊るんだろう?」って気持ち悪がっていましたが、やっぱり足元って大切なんだなぁ、と今回思ったりして。
難しいですねぇ。

一つのプログラムごとに休憩があったのでRoyal Opera House内をウロウロしたりした私たち。
休憩中にシャンパンを飲んでるおばちゃんたちを見て、将来的にはストール席でバレエを見て、休憩中にシャンパンを飲める人間になろうと決心しました。(笑
散策してみると、Royal Opera Houseには眺めのいい場所がある他、バーも大きくて綺麗なんだということに気づきました。
喉が渇いてアイスを食べたい衝動に駆られましたが、ここでは我慢我慢。

ちなみに今回は初めてAmphitheatreと呼ばれる劇場最上階の席で見ました。
10ポンド席の最前列のチケットを当日朝に取り、座ってみると15ポンドの席が開いていたので前進してみました。ステージは完璧に見えました。座っているので、立ち席のように途中で疲れることもなし。ただ、一階席と比べて、ジャンプとかの高さがわかりにくいなぁ、と思いました。
立ち席でSwan Lakeを見たときは「ジャンプ高っ!」とかって感動しましたが、今回そういうのは無かったですね。
いかに安くいい席で見るか。
これもなかなか難しいです。
by londondays | 2005-06-06 01:20 | 演劇