人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ロンドン留学日記→帰国後はイギリスかぶれ英語教師の日記


by londondays
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

BBQ決行。

日曜日は、友達宅でバーベキューがありました。

友人の一人がテロ後不安を口にしていましたが、彼女以外は特に予定の変更を話す人も出ず、私も普通にもりもり食べてきました。

この日、友人宅へ行くために、テロ後初、バスに乗車しました。
乗ったのは、30番バス。
爆破されたバスと同じバスです。

ただ、30番バスは通常Tavistock sq.(爆破が起きた場所)を通らないし、
現場はまだ封鎖されたままなので、爆発現場近くを通るわけではありません。
(私が住んでいるところが現場近くなので、その時点ですでに現場近くなのですが・・・)

バスを待つこと30分。やっとバスが来ました。
30番バスは本数が少なくなっているのかもしれません。

本数が少ないので、人が結構乗っていました。
一階は満席だったので、二階へ上がります。
半分くらい席がうまっていたでしょうか。
バス後方の席が不自然に空いていたのは、爆発が後部座席で起きたからでしょう。
後方へ進む人に、「爆発は後部座席だったんだよ」とおじさんがポツリ。

この日は暑くて、冷房がないバスはムシムシしていました。
どんどん人が乗ってきて、一時は二階も満席状態に。
冷房が入るどころか、開けられる窓も少なく、暖かい風が足元から・・・
まさか、暖房が効いているんじゃあ・・・という。

私は、友達と終始話して笑っていましたが、実際は早く降りたい気持ちでいっぱいでした。
知らない人の近くに座りたくない・・・。
それは、友達も同じみたいでした。
「何分くらいで着くんだっけ?」
と少しソワソワ。
降りたときには、なんだかほっとしました。

と、空軍の戦闘機が上空をブーンと飛んでいきました。
友達はひえっ!と飛び上がっていましたが、実はこの日、第二次世界大戦終結60周年の記念式典がバッキンガム宮殿前であったのです。
私たちが見た戦闘機は、この空中ショーのためのものでしょう。
友達:「びっくりしたぁ。また何かあったのかと思ったぁ・・・」

バス停から歩いて友人宅へ行き、買い物をして、バーベキュー開始!
餃子を作ったのはかなり楽しかった!おいしかったし。
友人作の「アルゼンチン・チキン」は柔らかくて、美味!
なんでも、アルゼンチン人から教えてもらったから、「アルゼンチン・チキン」らしい・・・
オレンジ・ジュースに漬け込まれたチキンです。
牛肉は、もちろん「黄金のたれ」で。
「ゴールデン・ソース」であります。

今回のパーティーでは友達の友達であるイタリア人とオーストラリア人の人がいたのですが、
どちらも日本語を話せてびっくり・・・
イタリア人は完全独学で学んだそうな。

よって、あいづちとかが、

「あ、そう?」

で行われていました。
なんだか不思議。

終盤はスイカとアイスクリームを食べながら、日本語のSwear wordについて議論。
みんな真剣。
いくつになっても、外国語のswear wordは気になるものらしい・・・。
日本に数年住んでいたイギリス人の日本語swear wordは、

「ヤっちゃうよ。」

・・・ドスが利いててこわかったぁ。

そんなこんなで、とっても楽しいパーティーでした。

帰りは、38番バス。
旧式のバス(ルートマスター)には車掌さんがいるので、ちょっと安心。
途中で降りて、寮の方向へテクテク歩きました。
いつもは夜閉まっている公園がこの日はなぜか開いていて、
暗闇の中、芝生の上に座っている集団が・・・

自分の寮に近づくにつれ、警官の数が増えていきます。
夜中にこうして立っているのも疲れるでしょうね・・・
ブロックごとに警官がいるので、この日の夜道は安全な気がしました。

テープが張っているところまで行くと、知っている人が。
テープの前で突っ立っているので、入れないのかな?と思って聞いたところ、
これから寮に到着する生徒(語学学校)を待っているそうな。
これからわざわざ来る子どもたちも大変です。

この日の警官はナイス警官で、「おやすみ~」と挨拶もしてくれました。
それは、一緒にいた台湾人の友達が笑顔で「おやすみ!」と言ったから。
そうか、やっぱり笑顔とちょっとした心遣いが大切なんだなぁ、と思いました。
彼女はブロックごとに立っている警官にも挨拶をしていて・・・
うーん、偉い。
私なんて見ると気が滅入るから警官と目もあわせずにさっさと通り過ぎるだけなのに・・・
これがいけなかったんですね、きっと。
反省。

せめて、寮の近くを警備している警官には挨拶をするようにしよう、と思ったのでした。
by londondays | 2005-07-12 07:56 | ロンドンの日々